サ高住で働く介護士の仕事に関する豆知識

サ高住は介護が必要なくても入居することが可能なため、サ高住に入居している人の多くは自分一人で身の回りのことができます。そのため、サ高住で働く介護士の主な仕事内容は、入居者の部屋を巡回しながらの安否確認や生活相談に応じること。ただ、近年は認知症の高齢者にも対応している施設や介護の必要度合いが高い人が入居できるよう、介護サービスの中身を強化・充実させているサ高住も増えている傾向にあります。なお、基本的にサ高住の場合、介護サービスを提供する際は入居者の部屋へ出向いて実施する形式をとっています。そのため、サ高住の職場に採用される条件として、介護士には一般的に介護職員初任者研修以上の資格取得が求められるケースが多いです。

受付など介護士関連の資格を保有していなくても可能な業務はありますが、求人数は比較的少ない上にキャリアアップも容易ではないため、資格を取得してヘルパーとして働くのが賢明と言えます。一方、サ高住で働く介護士の勤務時間は日中で8時間ですが、夜勤は施設によって多少異なるが10時間以上になることがほとんどです。日中の勤務では、入居者の生活リズムを考慮して勤務の開始時間を設定しており、8時など一般的企業と比べると早めになっている傾向にあります。夜勤の場合は、施設によってスタッフを配備していないこともあるので、その点は事前に確認しておくことが必要です。また、前述した通り介護の必要性がほとんどない入居者が多いため、一般的な介護施設と比べるとサ高住で働く介護士の仕事の負担は軽減される傾向にあります。